
初めての妊娠。今まで通りに過ごして大丈夫なのかな?
赤ちゃんの為に食べた方がいい食べ物は?
逆に食べちゃいけないものはあるの?
趣味のスポーツは続けても大丈夫?
風邪を引いてしまったらどうしよう。
薬は飲んではダメ?
旅行は行ってもいいの?
腹痛!出血!これって大丈夫?
病院に行った方がいい?気にしすぎ?
など、初めての妊娠は不安なことだらけ。
これを読めば妊娠初期に気を付けることが分かり、不安も解消されるでしょう。
ではさっそく見ていきましょう。
もくじ
- 妊娠初期ってどんな時期?
- 妊娠中に食べていいもの・悪いもの
- 妊娠初期の過ごし方。していいこと・悪いこと
- 妊娠中に風邪を引いてしまったら?
- 知っておきたいよくある妊娠初期症状
- 病院に行くべき症状とは?
- まとめ
- 妊娠したら、持っておきたい一冊
妊娠初期ってどんな時期?
まず妊娠初期の期間についてですが、妊娠期間の数え方は、最終月経開始日を0週0日とします。その日から妊娠4カ月(15週目)の終わりまでが、妊娠初期の期間となります。
妊娠初期の期間が過ぎると、一般的に安定期と呼ばれる期間に入ります。出産予定日は、最終月経開始日より40週(280日目)です。
ママの体調の変化 | おなかの赤ちゃんの様子 | |
2カ月目 (4~7週) | 妊娠が判明し体は急激に変化 月経が止まり、基礎体温は高温状態をキープ。見た目はまったく変わりませんが、胸のムカつきや吐き気など、つわりの症状があらわれ始めます。 | 胎芽と呼ばれる魚に近い状態。でも心臓は動き始め、口、目、脳、神経などができ始めます。 |
3カ月目 (8~11週) | つわりや不快症状などでつらい時期 多くの人が本格的なつわりを迎えます。おなかは目立ちませんが、子宮は握りこぶし大になり、頻尿や便秘、おりものなど不快症状も。 | 胎盤のもととなる絨毛が子宮内膜に張り、赤ちゃんはしっかりと育ち始めます。胎芽から胎児へ。 |
4カ月目 (12~15週) | 赤ちゃんのベッドである胎盤が完成 ママと赤ちゃんをつなぐ胎盤がほぼ完成し、流産しにくい時期に入ります。多くに人はつわりが軽くなり、下腹部は何となくふっくら。 | 人らしい姿が超音波検査でも見られます。胃、腎臓、膀胱などの内蔵器官は、ほぼ完成。 |
妊娠中に食べていいもの・悪いもの

妊娠前と同じ感覚じゃダメ?妊娠中はいろいろな食材をバランスよく食べるのが理想。でも、中には食べ方に注意な食材もあります。
妊娠中に気を付けたいもの
- 生もの(すし・刺身・ローストビーフ・タタキ・レアステーキ・生卵など)寄生虫に注意
- 非加熱の加工品(スモークサーモン・生ハム・ナチュラルチーズ)細菌に注意
- レバー・うなぎ(レバーペースト・焼き鳥のレバー・うなぎ)ビタミンA過剰摂取に注意
- 一部の魚(ミナミマグロ・キンメダイ・めかじき)水銀過剰摂取に注意
妊娠中は食中毒に注意。生肉は絶対ダメ!
妊娠中は免疫力が落ちて細菌やウイルスに感染しやすくなるうえ、母体に感染すると赤ちゃんにまで影響を及ぼすことがあるので食べ方には注意が必要。特に細菌や寄生虫の心配がある、生のもや非加熱の加工品はなるべく控えて。生肉はNG。
妊婦さんOKの外食メニュー
- 定食:栄養バランス◎。ただ塩分摂りすぎに注意。
- 丼もの:ご飯の量多め。カロリーに注意。ビビンバなど野菜が摂れるものを選んで。
- 麺類:うどん、そばなど和風で低カロリーのものを。野菜、肉が摂れるものを。塩分注意。
- ファーストフード:ミックスサンドなど、なるべく低カロリーなものをチョイス。サイドメニューで野菜を選んで。
外食は栄養バランスを考え、塩分を抑えることに専念!
妊娠中に心がけたいのは、栄養バランスの良い、塩分控えめな食事。しかし、外食となると高カロリー&高脂質&塩分多めになりがちです。一番のオススメは定食スタイル。外食するときには、ご飯を減らす、揚げ物は避ける、野菜をプラスするなど調節しましょう。
その他こんなものは?
①カフェイン
コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、摂りすぎると胎盤への影響や、出産時の赤ちゃんの低体重などのリスクがあるといわれています。1日1杯程度、またはカフェインレスのものにしましょう。
②アルコール
神経系脳障害の一種である”胎児性アルコール症候群”の原因になるので絶対にNG。ノンアルコールに切り替えて。
カフェインとアルコールが赤ちゃんに与える影響についての詳しい記事はこちらから。↓↓
妊娠初期の過ごし方。していいこと・悪いこと

不安定な妊娠初期は普段の生活にも注意が必要な時期。どこまで今まで通りで大丈夫?これってしてもOK?NG?
日常編
- 流産が不安だからとにかく寝ていたほうがいい?
- 寝ていても起こるときは起こります。流産の多くは赤ちゃん側の原因によるもの。体調が良ければ普段通り過ごして。
- セックスはしないほうがいい?
- 異常がなければOK。ソフトなセックスを。異常やトラブルがなければOKですが、ソフトで短時間のセックスを心がけましょう。
- うつ伏せで寝ると赤ちゃんがつぶされる?
- 子宮や脂肪に守られているので大丈夫。ママが苦しくなければ問題なし。
- 長風呂で赤ちゃんがのぼせることは?
- 赤ちゃんではなくママがのぼせるおそれが!妊娠中は血管が拡張しやすく、ママがのぼせやすくなっているので、長風呂は控えて。
- 体調が良いのでスポーツしてもいい?
- 妊娠前からやっていた軽い運動ならOK。適度な運動は推奨されています。ただ、新しく始めるスポーツや息が切れるほどの激しい運動は注意が必要です。不安であればかかりつけ医に相談を。
お出かけ編
- 温泉に入ってもいい?
- 入ってもOKですがひとりで入らないで。長風呂でのぼせたり、転倒の心配が。できるだけ誰かと入りましょう。
- 海外旅行をしても大丈夫?
- 医師に相談してから決めましょう。長時間のフライトや現地の気候、衛生状態、万が一の医療設備を考慮し、必ず医師に相談、出発前には受診を。
- 自転車に乗っても大丈夫?
- 転倒の危険性が!避けた方がベター。おなかが大きくなるとバランスがとりづらく、運動神経も鈍ります。
- 車の運転は?
- 体調が良ければOK。出産間近は控えて。
妊娠中に風邪を引いてしまったら?

風邪自体が、赤ちゃんへ影響を及ぼすことはごく稀です。しかし、妊娠初期に風邪薬を飲んだ場合や、高熱が続く場合は、影響が出る場合も。
正しい知識を身につけて、焦らず対処しましょう。
基本の対処法
- 休息をとる
- 身体をあたためる
- 栄養価の高い、消化の良い食事を心がける
- 水分を取る
妊娠中に風邪を引いても、ほとんどが自然治癒していきます。赤ちゃんへの影響が出るのは稀ですので、無理をせず、妊娠中だからどうしようと慌てることなく対処しましょう。
妊娠中に風邪薬は飲んでも大丈夫?
妊娠初期は自己判断で服用しないことが賢明。
特に妊娠4~7週は赤ちゃんの中枢神経や心臓、消化器官など大事な部分が作られているので、薬の服用には十分注意が必要です。自己判断での薬の服用は絶対にやめましょう。医師に相談を。
妊娠中に風邪が長引いて治らないときは?
妊娠中はホルモンバランスの影響で、いつもと違う体調になりやすいという点もあります。風邪のような症状が続く場合は、風邪以外の病気が隠れている可能性があります。医師に相談しましょう。その際、かかりつけの産婦人科以外を受診する場合は、必ず妊婦である旨を伝えましょう。
知っておきたいよくある妊娠初期症状

こんな症状あるんだけど大丈夫?もしかして病気?
妊娠中には様々な不快な症状や体の変化が起きます。代表的なつわりも、症状と程度には個人差があり、つわりが全然ない妊婦さんもいます。
妊娠初期に起きる体の変化を知り、うまく症状と付き合っていきましょう。
妊娠初期に起きる症状
・体がだるい、常に眠い
・朝、気持ちが悪い
・食欲がない、食欲がありすぎる
・吐く、吐き気がする
・食べないとムカムカする
・匂いに敏感になった
・めまいやふらつき
・熱っぽい
・わけもなくイライラする、落ち込む
・お腹が張る
・便秘・下痢
・おならが良く出る
・胸が張る、乳頭がチクチクする
・おりものの量が増える
・腹痛
・出血
つわりに関する詳しい記事はこちらから↓↓
つわりにオススメな食べ物の記事はこちら↓↓
病院に行くべき症状とは?
こんな時には受診を。
まったく食べられないほどつわりがひどいとき
ほとんど食べられない状態なら点滴が必要です。その状態が続くと体内のエネルギーが不足し、栄養失調になります。体重減少、皮膚の乾燥があるときにも入院して点滴を。
突発性の強い激痛があったとき
ごくまれに子宮内と子宮外で胎児が育つ、「子宮内外同時妊娠」が起こることもあります。突然の強い激痛がある場合は、すぐに受診を。
まとめ

初めての妊娠は分からないことだらけで不安もいっぱいです。おなかの赤ちゃんがちゃんと元気に育っているか、流産しないか。流産するかどうかは、多くの場合は受精の時点で決まっています。
悲しいですが、ママの力ではどうすることもできないのです。
妊娠初期は「自分は人と違う、大丈夫かな。」と不安になりがちですが、妊娠症状も十人十色です。あまり深く考えこまずに、これから生まれてくる赤ちゃんのことを楽しみにしながら、日々の妊娠ライフを送ってくださいね。
妊娠したら。持っておきたい一冊。

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